daybook : Oct. 2007

11日の夜は八丈島出張の後始末、明けて12日は朝から空港に行って出発してしまったので、11日の夜に行われたボクシングの試合のことは向こうに着いてから知りました。

さて帰ってきて、改めてあちこちの記事を読んでみると……何だか程度の低い話だなぁと思ってしまいます。「スポーツ」として立派に成熟している興業（という言葉には語弊があるかもしれませんが）を、いわゆる本家本元に近い地で堪能して帰ってきたから、なおさらです。

何より、「スポーツ新聞が真面目な新聞でない」ことが、非常に悔しい。スポーツは、立派な文化です。世界の色々な人々と同じ“言葉”で会話が出来る、素晴らしい文化です。選手として参加できない人も、観客として胸を張って参加できます。そんなスポーツが軽視されているのが、非常に悔しい。

それにしても思うのは、「悪役をやるのは、頭が良くないとダメ」ということです。

「憎まれっ子世に憚る」は、放っておいても諺のように行くわけではありません。頭を使って、世間の凡人どもを自分の役柄に引き込まなければならないのです。

まず、どんなことを言ったりやったりすれば人の感情を上手いこと逆撫で出来るか、を良く心得ておかなくてはなりません。この“上手いこと”の部分が難しい。憎さの中に親しみを感じられるようでないといけません。ただ中学生の不良のような振る舞いをしてるだけでは、人は付いて来ませんからダメです。そしてその上で、上手く立ち回ることが必要です。人の感情を害しただけで終わっていては、タダの荒くれ者に過ぎませんから、有無を言わせぬ実力を見せ付け、何だかんだ言っても凄いなと（嫌味を感じさせずに）認めさせなければなりません。

言葉の切り返しの上手さも重要です。人を挑発するようなことを言っておいて、いざ誰かから逆に挑発された時に、黙ってしまったり、“逆ギレ”のような言葉しか返さなかったりでは、いい悪役とは言えません。何か突っ込まれても、相手が何も言い返せなくなるような絶妙な言葉を瞬時に返さなければ、悪役としては失格です。当然ですが、相手を黙らせると言っても、「呆れて物が言えない」にしてしまうのは論外です。ちゃんと理屈が通っていなければいけません。

そして、ここが一番大切なのですが、人の道から外れてしまってはいけません。あくまで「悪“役”」ですから、外れているように見せかけておいて、その実、道の端のところを何食わぬ顔で歩いていなければならない。外側に外れると本物の「悪」になってしまうし、内側に外れると迫力が無くなってしまいます。このギリギリのところを保つのが非常に難しいのです。

近ごろ話題になっている亀田だとか沢尻だとかの皆さんは、失礼ながら、悪役をやるには力不足のように思えます。一時の感情に流されて悪役の道に踏み込むのは危険です。余程の実力と自信のある人以外は、避けるべきでしょう。

そんなわけで、僕には、とてもじゃないけど悪役は無理ですね。と言っても、正義の味方の役も難しい。このまま、脇役を続けて行くしかなさそうです。

Two aircraft collide at Heathrow (BBC News)

海を越えた隣の国の空港で、ちょっとした事故が起こっていたらしいです。

パリの空港では……係員の人手不足（としか思えない）で、乗客の列がエラい事になっていました。僕らも出発2時間前に空港に到着したのに、結局間に合わず。飛行機は、ほぼ1時間遅れて出発しました。

2007年10月17日（水）

夜11時を過ぎてもカラスが鳴くんですね、最近は。

期せずして乗ったタクシーの運転手さんは、ずいぶんと腰の低い人。

仕事の話なんかを色々とするうちに、何だかやたらとこちらの仕事のことを持ち上げてくださり、クルマを降りるとき「頑張ってください！」と送り出されました。

はい、頑張りましょう。運転手さんのような、地道に頑張る皆様のために。

2007年10月18日（木）

目の前の仕事を片付けることに精一杯で、職場の未来の姿なんか考えていられない。そういう点については、みんな思考停止に陥ってる。

……てなことを話したら、誰も否定しませんでした。やっぱり、認識は間違ってないんだよな。

どう考えても今は、完全に職場を廃止する方向に進んでます。進み方は、遅いかもしれないけど着実です。廃止されたあとの尻拭いをする役に行き着く気は、毛頭無いんだけどなぁ……でも、流されるままに、そのまま行ってしまう予感も大いにします。今までが今までですからね。

そんなことを思いながらじっと手を見つめたら、運命線というヤツがまるで線になっていないことに気付きました。やれやれ。目標も持てず日々あっちこっちへ彷徨ってる、そのまんまじゃないですか。

だからと言って、今さら新しい食い扶持を求めて飛び出す気力も無し。つくづく困ったもんです。

“片方の手だけマスカケ相”の中途半端人間は、この先何処へ行くのやら。

うーん。どうもいかんな。

ちょっとここんとこ気力が抜けてます。体力だけは相変わらず有り余ってますけど。

とりあえず、仕事をしくじらないよう、それだけは気を付けて行きたいと思います。

2007年10月19日（金）

天気が下り坂に向かってると言うのに測定器抱えて表に出ている男10人。今日は、草加のお巡りさんにちょっと詰問されるというオマケ付き。

幸いなことにその集団で表に居る時は雨が降らなかったのですが……家に帰る頃になったらモロに土砂降りでした。

嗚呼、花の金曜日。

2007年10月20日（土）

Hillman is Royals' choice for manager (royals.com)

だから、Royalsを“ロ軍”と書くなと言ってるだろー！　Rockiesと間違えるだろー！

2007年10月22日（月）

首都高、通信機レンタル案　距離別料金制の不満解消狙う（朝日新聞）

このまま行けば、僕は首都低速で1200円払わなければいけない身分になるわけですが、なんか、意地になって今のまま通そうという（無駄な）反抗心が出てきてしまいました。要するに、あの道を走んなきゃいいわけでしょ。どうせ、千葉マリンスタジアムに行く時ぐらいしか使ってないからいいさ。

ETCのシステムであちこちの駐車場の料金が払えるとか、ドライブスルーで払うのにも使えるとか、そういう仕組みが広く浸透してくれれば導入してもいいですけど、現状で機械を取り付ける積極的な理由は出てきません。不便もまるで感じてないし。だいたい、今は「ETC割引」なんぞを大々的に展開してますけど、普及率が上がった暁にどうなるか分かりませんもんね。

2007年10月23日（火）

十三夜とのことで、大変に月は綺麗だったのですが、会社帰りの住宅街で夜空を見上げるだけ……てのがやりきれない。

気が付いたら、また、ペットボトルと牛乳・ジュースのパックが山のように溜まっています。なかなか持って行けないんですよ。そういうのの回収箱が置いてある店には、基本的に「帰りがけ」にしか行かない、というのが大きな理由です。会社に行く時、ペットボトルがたくさん詰まった袋を抱えて行くわけには……ね。

2007年10月24日（水）

PK戦観てたら、途中から涙が出てきました。

やっぱ、すごいですよ、レッズサポ。

なんか違う気がするけど……（22時30分現在）

でも一言だけ言わせてください。

松木安太郎やかましい。

まあ、いつものことなんでしょうけど。副音声に回した方がいいんでないですか。

2007年10月25日（木）

仕事で喋り過ぎて喉がおかしくなりました。

でも、明日も仕事で少し喋らなければいけません。なんか、本来の業務の姿じゃないような。

2007年10月26日（金）

昼ごはんを食べながら、「『出会い系サイト』の“系”ってなんだ？」ってな話になりました。

「『出会いサイト』じゃいけないの？」

言われてみれば、それでいいような気がする。

「ニュース系サイト」とか「画像系サイト」とか「日記系サイト」、あるいは「検索系サイト」や「掲示板系サイト」なんてのでも検索エンジンに結構引っ掛かりますけど、これみんな、“系”要らないんじゃない？　なんとなく一呼吸入れたくなる、日本語の優しさですね。（“易しさ”ではない）

辞書を引いてみる。

けい【系】

ある関係のもとにつながった統一体。体系。
「一つの―をなす」

〔数・論〕 [corollary] 一つの定理から派生的に導かれる命題。多くは利用価値の高い場合に導かれる。

〔地〕地質時代区分の「紀」の期間に形成された地層・岩体。
「カンブリア―」

[system] 物理・化学・生物などの分野で、一定の相互作用や相互関連のもとにある、もしくはあると想定されるものからなる全体。力学系・生態系・神経系・開放系など。

「大辞林第二版」より

……なんだか良く分からなくなってきた。

統一体を形作っているということか。でも、そんな大袈裟なもんではなくて、単に種類が同じ感じがするのを“系”の一文字で表しちゃっただけ、のように思えますけどね。「癒し系」とかいうのもそうでしょ？

今度出るっていう広辞苑の新しい版の定義には、どんな風に書いてあるんでしょうね。

2007年10月27日（土）

10月が終わろうとしているのに台風が来るとは。
すごい風だなぁ。出勤までに少しでも収まればいいんですが。

→結局、収まらなかった……。

こんな天気の中、新聞の勧誘が廻ってきました。

同情はするけど、すいません、今以上に新聞を取る気はありません。

2007年10月28日（日）

L'Ultima cena, ora si vede online (ANSA.it)
「最後の晩餐」高解像度で１６０億画素、ネット公開（47NEWS / 共同通信）

すごい。
なぜか日本語のトップページが用意してありますよ。

2007年10月29日（月）

別に僕は、難しいことをやろうとしてるわけじゃないし、ましてや、分不相応な望みなんかでは全く無いと思ってる。

なんでこんな些細なことがすんなり進まないんだ。

2007年10月30日（火）

冷蔵庫に、賞味期限を1年と10ヶ月ぐらい過ぎた「きりたんぽ」のパックが入っていたのに気付きました。

※ちょっと説明が必要でしょう。ウチの冷蔵庫には写真のフィルムなんかも入っていて、入れておいた食品が奥の方に行って埋もれてしまうことがままあるのです。

しかし、ざっと見たところ変になってる風でもありません。いわゆる真空パックに近い包装の仕方がされていて、尚且つ、ずっと冷蔵庫に入れていたためだと思います。

そこで……捨てるのも勿体ないし

出汁とか取るのも面倒だったので塩だけで茹でて、食べてみました。味は、特に変わったこともなく普通でした（単なる塩茹ででも結構いけますね）。一口食べてみてヤバそうだったら止めようと思っていましたけど、結局、全部平らげてしまいました。

その後、ひょっとしたら腹壊すかもなと身構えているのですが、一日経っても体に異常はありません。どうやら大丈夫だったんじゃないかなと思っています。

※僕だから大丈夫だったという可能性も捨て切れませんので、決して真似はしないでください（……って、わざわざ言わなくても真似する人なんか居ないか）。

で、ここのところ問題になっている賞味期限の改竄だの何だのの話。

大事な表示の改竄は許されることではありませんが、ちょっと皆さん、「賞味期限」というものに絶対的な信頼を置き過ぎなんじゃないかと思います。

未来が見える人なんて（たぶん）居ないんですから、どれだけ経ったら食品がダメになるかなんて、結局のところ、単なる推測でしか分かりません。賞味期限を過ぎても食べるのに何の支障も無い食品だって沢山あるはずなのに、その数字だけが絶対視されて、罰当たりなことに、まだ食べられるものが平気で捨てられてたりします。その日付を過ぎたら途端に食べ物がダメになるなんてあるはず無い。やっぱり、かつてのように、「製造年月日」の表示に戻すべきなんじゃないでしょうか。いつダメになるか判断が付かないとか文句を付ける人なんか、芋の煮えたも御存じない単なる阿呆ですから、放っておけばよろしい。なんでわざわざ「この食べ物は、この日を過ぎると不味くなります」と教えてもらわなきゃいかんのですか。そんなことも自分で判断できないのですか、皆さんは。要するに、早く食っちゃえばいいだけの話でしょ？

食えるものは再利用でも何でもして綺麗に食べるべきです。こういうこと言うと、体が頑丈な人が弱者のことを何も考えずに発言したものと非難されるかもしれませんけど、だって、1年と10ヶ月過ぎてたんですよ、あの「きりたんぽ」。味も別に落ちてなかったし、悪くなってもいませんでしたよ（たぶん）。あのパックに書かれてた賞味期限は、単なる推測どころか、まるで実情を表してなかったってことじゃないですか。自分の目と鼻と舌で判断できることは、数字に惑わされないで判断を下すべきです。

だいたい、今度の伊勢の会社が改竄して出荷した商品を食べて、お腹壊した人が居たんですか？　もっと「賞味期限｣について、おおらかに構えるとか、幅を持って数字を設定するとか、やり方を考えるべきなのではないですか？

買う方の意識だって、改めなければいけないのではないでしょうか。別に一日か二日くらいなら、店に並んでる物の中から古い方のを選んだって大丈夫ですよ。わざわざ棚の奥に手突っ込んで新しいのを取ろうとしなくても大丈夫ですよ。そういう消費者側の行動も、今回の騒ぎを起こすのに一役買ってると、気付くべきです。そうしないと、今後も同じことが繰り返されるでしょう。

やっとお墓騒動が一段落付きそうです。

そりゃね、僕は何もやってないけどもさ、やっぱり自分の母親の悪口や陰口を色々と（風の噂で）聞かされるのは、決して気分のいいもんじゃありませんよ。この件に関することでは、僕は全面的にウチの母の味方ですからね。世間体なんて糞喰らえだ。

改めて思いますが、時代がウチの母に追い付くのは、まだまだ先の話になりそうですね。これから先も色々苦労が絶えないとは思いますが、でもとりあえず、悶着のタネが一つ片付いた（片付きそうな）のは良い報せです。

徒歩・徒然

2007年10月下期

2007年10月16日（火）