徒歩・徒然

2006年7月上期


2006年7月2日(日)

今日はロッテ浦和球場に出向きました。
降ったり照ったり変な天気でしたが、おおむね順調に進みました。

― ロッテ浦和球場 ―
武蔵浦和の駅を降りて、線路に沿って ずんずん南に歩いて行けばいいので、道は分かりやすいです。埼京線や新幹線から「ロッテ浦和球場」の看板をご覧になったことのある方も多いでしょう。ロッテの工場の裏手にあり、“会社のグラウンド”のような感じのところです。周りは ぐるっと背の高いネットに囲まれています。選手の通路と観客の通路が交わってたりします。

日本の1軍の球場ではグラウンドレベルの客席が欲しい欲しいと思いますが、ここは、グラウンドレベルの客席しかありません。ダグアウトの横から盛り土みたいなのが外野方向に伸びていて、単なるベンチのような客席が3から4列あります。相変わらず網が幅を利かせていて邪魔ですが、選手がものすごく近くで見られるのは嬉しいところ。入れるのは、いいとこ500人ぐらいでしょうか。入場料は ありません。

千葉ロッテ×インボイスの第9回戦。チームは千葉ロッテだけど2軍の本拠地は浦和です。諸積、塀内、井上、平下と、聞いたことのある選手が いっぱい出ていましたが、極め付けは 9回に出てきたピッチャー黒木。投球回数1回で被安打1。みんな打ちあぐねていました。まともに飛んだ打球は無いですね。こんな所で何やってるんですか。

試合は7対0でインボイスの勝ち。マリーンズ惨敗。

隣に大学生と思われる女性2人連れが座ってたのに驚いてました。家族連れの姿も多かったです。


― AH-S405Cアンテナ破損 ―
↑AH-S405C破壊の状況。

我ながら ひどすぎ。


2006年7月3日(月)

映画 “Moolaadé” (2004年・仏=セネガル)

舞台は、西アフリカの とある村。近代の文明の香りがするのは(中古の)ラジカセくらいで、昔ながらの暮らしが色濃く残っているところです。題の“モーラーデ”というのは、日本語にするなら「保護」とか「かくまう」といったような言葉しか思い付きませんが、もっと強い力を持った言葉です。行われている最中は、何人も保護されている人物に手を出してはならず、それに背けば大きな報いがあると信じられています。

「割礼」の儀式から女の子6人が逃げ出し、そのうちの4人がコレという女性のところに“モーラーデ”を求めて逃げ込んできます。儀式の所為で娘の出産に多くの苦労を味わったコレは、同じ目に遭わせるのは忍びないと、娘には儀式を受けさせていません。そして今、逃げてきた女の子たちを「保護」したことから、長き伝統への挑戦が始まったのです。

観終わった時の僕が その途端に思ったのが「すごい映画だったなあ」ということでした。そしたら、後ろの方の列に座っていた 銀髪の老婦人が、お隣のご友人に向かって「すごい映画だったねぇ」と話しかけていらっしゃるのを耳にしました。僕の心に浮かんだのと全くおんなじ言葉を発している方が居て心強いばかりなのですが、そうなんです。僕は、「すごい映画だった」としか言葉が出てこなかった。語彙が足らずに申し訳ないですが、他に どうしようもありませんでした。

これまでの伝統とか習慣とかに立ち向かうのは、たとえ、立ち向かうことの方が正しかったとしても、とても大きな力と心が要るものです。志半ばで命が絶たれることすら、珍しいことではないのかもしれません。しかしです。立ち向かうことの尊さと誇りは、どんなものよりも美しいではありませんか。

そして、相も変わらず おんなじことを書いてしまいます。

女は強い。

彼女たちの唄の、なんと綺麗で力強いこと!

 邦題:「母たちの村」
 監督・脚本・製作:Ousmane Sembène
 撮影:Dominique Gentil
 美術・衣装:Joseph Kpobly
 音楽:Boncana Maïga
 出演:Fatoumata CoulibalyMaïmouna Hélène DiarraSalimata Traoré ほか

あの電池の確かめ方は 覚えると便利そうです。マスターしたいな。

この作品での割礼は、今は女性器切除(Female Genital Mutilation)と呼ぶのが一般的なのだそうです。それについては、Wikipediaの記述などを参考にしてください。僕は、根拠や起源はどうあれ、「悪しき伝統」であると思いますが、何か議論できるだけの知識は持ち合わせてません。


映画 “可可西里” (2004年・中)

“可可西里” は、ラテン文字表記では Kekexili となるようです。中国はチベット高原に広がる土地のことで、人の手が ほとんど及んでいない場所です。標高は5000メートルに近く、チベットカモシカなど、貴重な生き物の宝庫でもあります。

そのココシリを舞台にした、密猟者と それを取り締まるパトロール隊との 闘いの物語。事実を基にした作品とのことです。闘いの相手は ずる賢い密猟者の銃だけではありません。守ろうとしている大自然そのものも、時として牙をむいてきます。

厳しい自然と現実に圧倒されました。密猟を食い止めようと、誰に言われたわけでもなく、奮闘する人々は、格好いいのに どこか 物悲しくて、家族や知人の「出立を送り出す姿」など、まるで戦地に赴くかのようです。

音が凄い。多少わざとらしい感じはするけれど。広がる風景が とことん 荒涼としていて怖いくらいなのに、そこへ持ってきて 容赦ない音が追い討ちをかけます。

そして、容赦ないのは物語も一緒で、生きるため・為すべきことを為すためには、手段を選んでいる暇など無い。確かに、この現実が記事になったら 皆が驚くでありましょう。

 邦題:「ココシリ」
 監督・脚本:陸川
 撮影:曹郁
 美術:呂東
 出演:張磊趙雪螢多布杰 ほか


今日の2本は重たかった……かなり疲れました。こういう“ハシゴ”は考え直さないといけないかもしれません。


2006年7月4日(火)

ひょっとすると、テレビやラジオの放送って電波で飛んできてるんですよ ってことすら あまり一般的に知られていることではないのかもしれない、とか思ってしまった今日の午後。

せめて、「送信機」という言葉ぐらいは“一般常識”にしといて欲しいなぁ……


2006年7月6日(水)

いや、もう、脚が棒です。

あと2日もやらなきゃならんなんて信じられん。考えたくない。


2006年7月7日(金)

今日が特別の日付なんて思い出す余裕も無し。


ドームの芝張り替え要望へ 巨人の滝鼻オーナー (sportsvani.com / 共同通信)

いいチャンスだ! 天然芝に張り替えてしまえ! 巨人がやれば みんなやるさ。(半分以上 本気ですよ)

「人工芝の張り替え」じゃなくて、もう一押しして「天然芝への張り替え」を言い出して欲しかったところですけど。でも、硬い人工芝をやめてくれとジャイアンツの方から言い出したのは 小さな進歩です。

百歩譲って人工芝でもいいけど、Tropicana Field 方式の敷き方じゃないと許しません。あのカタチだって大事です。

それにしても、FieldTurfって、柔らかい人工芝だったはずなんではないですかね? 結局、所詮 人工芝は人工芝、ってことか。まあ、天然芝でも怪我する時はしますけどね。松井君みたいに。


2006年7月9日(日)

相変わらず MSIE 7.0 では ウチの掲示板が見えません。

正式リリースになっても改善されなかったら、どっか他所で借りるしかないのでしょうか。


ついに全自動の電子保湿庫を買いました。

今まで無かったのかと言われそうですが、無かったんですね。東洋リビングの製品です。座りが良さそうなので、横長のEW-100SSにしました。これで機材の保管もスッキリと出来そうです。

午後じゅうスイッチを入れっぱなしにして、ようやく中の湿度が50%程度まで落ちました。初めが90%近くありましたから、だいぶ頑張ったんだと思います。ニッポンの梅雨は恐ろしいですね。機材を移すのは、もう少し湿度が落ちてからにしようと思います。


2006年7月10日(月)

甲子園改修09年春に完成、銀傘も維持 (大阪日刊スポーツ / 共同通信)

この日記者会見した阪神電鉄の担当者は「ファンから銀傘をどの野球シーズンも維持するよう要望が寄せられていた」ことを明らかにした。

そんな どうでもいいことより、もっと他に要望すべきことがあるでしょうが。「日本一のファン」が聞いて呆れます。情けない。


2006年7月12日(水)

ちょっと僕自身を検証してみましょう。

こうして見ると、意外と行けるんでないですかね、僕も。

……いや、まず最初の「家庭を持つ」のところが どうしようもないですね。すみません。


2006年7月13日(木)

どうも最近、地上デジタルの受信状態が悪くなってきました。

これまで、ベランダの手すりにポールを垂直に立て、その先にマスプロ電工のU14TMHこの製品カタログのページの下側に載ってるヤツ)を付けて受信していたのですが、立てた当初に比べて受信レベルが落ちてきました。原因は、良く分かりません。昼間など、日本テレビやTBSを中心に、全く受からなくなることもありました。

もともと このアパートは 地形的に東京タワーが見えないので無理があるのは承知してます。でも、これまで出来ていたものが出来なくなるのも良く分からない。

そうは言っても、とにかく何とか対策をしなければいけません。まずはアンテナを取り替えてみました。同じマスプロ電工の LS14TMHこのカタログのページの一番目に載ってるやつ)に交換。これで利得を稼ごうと目論んだわけでしたが、あまり上手くありません(まあ、2dBくらいしか違いませんしね)。もうちょっと高い所に取り付けてみようとしても、今までのよりも大型のアンテナになったため、ベランダの庇に反射器が引っ掛かって持ち上げられませんでした。

仕方がないから、本来 衛星放送のアンテナ用のL字型の金具でポールを前に張り出させ、それから えいやっとアンテナを上に持って行ってみました(庇より高くなった)。それで、何とか受信に問題ないレベルになりました。やったのが夜なので、電波の状態が良く、やたら高いレベルになっているチャンネルもあります。週末にでも昼間の状態を見てみようと思います。

ただ、台風かなんかが来ても ちゃんとそのまま立ってるか、大いに不安です。


それにしても、何だかんだ言って やっぱ八木アンテナが一番優れてるんだな、と改めて思います。


2006年7月14日(金)

浦和で飲み会に参加して帰り道。小田急線は混雑していましたが。

代々木上原にて。常磐線の方で何かあって、入ってくる千代田線の時刻がメチャクチャになっているようでした。乗ってた急行は動きを止めてしまいました。1本入ってきた電車から、どどどどど っとこっちに人が乗り移ってきます。新宿を出るときに既にかなり混雑していましたが、これで ほとんど一杯になってしまいました。

しかし。車掌さんが こんなことを言います。

「千代田線のダイヤが乱れております。この電車、もう一本千代田線の電車を待ってから発車いたします」

おいおい、それは もう 無理だべさ。これ以上 人は入らないよ。と多くの人が心の中で突っ込みを入れたものと思います。

それでも容赦なくお客は詰め込まれ、その次の下北沢で さらに人が詰め込まれ、まるで身動きの取れない状態に陥りました。ホントに 手一つ動かす余裕もなし。こんな電車に乗ったのは久し振りです。

そんな中、ケータイやPSPでゲームを続けている猛者が何人か居て、勘弁してくれという思いを通り越して感心してしまいました。

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written by tardy@k.email.ne.jp